昔から自分でやろうやろうと思っていたオイル交換ですが、今まではガソリンスタンドで車検時に一緒に契約した特典を使って無料でやっていました。でもこの前の車検ではガソリンスタンドではなく別の業者にお願いしました。そこにも特典で安価にオイル交換ができたのですが、せっかくなので今後は自分で交換する事にしました。

我が家のC26セレナ
前回も紹介しましたが、一応我が家のC26セレナの概要を紹介します。
〇 車両形式
DBA-FC26
〇 エンジン形式
MR20
〇 初年度登録年月
平成24年1月(2012年1月)
〇 走行距離
約137,000km
エンジンオイルの役割
エンジンオイルには、エンジン本体やピストン等の各パーツの潤滑だけではなく、冷却、清浄、密封、防錆という重要な役割があります。エンジンオイルが良い状態でエンジン内部を潤滑することにより部品がスムーズに動き、高温による損傷や、摩耗、汚れの蓄積を防ぎ、エンジンの寿命を延ばします。
上記の様にエンジン内部で重要な役割を果たすエンジンオイルですが、時間や走行距離により徐々に劣化していきます。 そのため定期的に新しいエンジンオイルに交換することにより、エンジンオイルを良好な状態に保つことが必要です。
作業の概要
エンジンオイルの交換作業をするには、最初に車をジャッキアップして固定しないといけません。上からオイルを抜く機械を持っていればジャッキアップしなくても良いのですが、普通の人は持っていないと思います。そのためジャッキアップしてエンジン下にあるドレンボルトを空けてエンジンオイルを抜かないといけません。また、今回はエレメントも交換します。そのためエンジン下のアンダーカバーも外します。手慣れた方なら外さなくてもできるのかもしれませんが、外した方が無難だと思います。
ドレンボルトとエレメントを外してオイルが抜けきったら、新しいエレメントを取り付け、ドレンボルトを締めます。この際、エレメントやドレンボルトの周りはオイルで汚れているので、パーツクリーナーを使って清掃します。ここまでの作業が終わったらジャッキから下ろします。
エンジン上部のオイルフィラーキャップの穴からオイルを注ぎます。レベルゲージで確認して適量になるまで注入します。適量まで注入後、暫くエンジンをかけてオイルを潤滑させます。エンジン停止後下からオイルが漏れていないかを確認し、オイルの量を再度確認して問題なければ終わりです。
購入したエンジンオイル等
エンジンオイルとエレメントを交換するので当然エンジンオイルとエレメントは必要ですが、今回購入した消耗品を下記に紹介します。
エンジンオイル
C26セレナのエンジンオイルは取扱説明書によると日産純正SMストロングセーブ・Xの0W-20となっており、交換量はオイル交換のみの場合は3.6ℓ、オイルとエレメントの両方を交換する場合には3.8ℓとなっています。これを見るとエレメントの中には0.2ℓのオイルが入っているんですね~。

それでは何処でエンジンオイルを買おうかと思いましたが、いつもの様に楽天市場で色々と検索して、この商品を購入しました。
エレメント
エレメントはも楽天市場で下記のエレメントを購入していたのですが、私が購入したフィルターレンチと合いませんでした。結局フィルターレンチを近所のコーナンで購入した際に予備で購入していたエレメントを使用しました。こちらはもちろんフィルターレンチが使えますよ。コーナンで購入したエレメントは968円でした。
磁石付きドレンボルト
普通であればドレンボルトは再利用し、パッキンだけを交換するのですが、せっかく今回から自分で交換することにしたので磁石付きのドレンボルトを購入しました。効果の程は分かりませんが、少しでも鉄粉を回収してくれれば良いと思ったからです。
廃油処理ボックス
古いオイルの処理をどうしようかと思いましたが、手軽そうな廃油処理ボックスをコーナンで購入しました。セレナのオイル交換の量はエレメント交換時で3.8ℓですが少し余裕を持って4.5ℓあれば大丈夫だと思って4.5ℓの廃油処理ボックスにしました。楽天でも同じ物があったので下に紹介します。
今回使用した工具等
今回使用した工具等はフィルターレンチ以外は以前から持っていた物でした。と言うか、工具はメガネレンチぐらいで、他は車体を上げて下に潜り込むために使用するカースロープ、ジャッキ、ウマですね。

メガネレンチ
メガネレンチは元々セットで持っていた物を使用します。C26セレナのドレンボルトは14mmなので、14mmのメガネレンチレンチを使用します。でも、ドレンボルトを緩める時と締める時に使用するのですが、最初と最後に使用するぐらいで、殆どは手で回せます。
フィルターレンチ
フィルターレンチは持っていなかったのでコーナンで購入しました。コーナンの売り場に適合表が置いてあったので、C26セレナに合う物を購入しました。上の写真の真ん中下の物で1,738円でした。ついでなので予備のエレメントも購入しました。
トルクレンチ
トルクレンチは元々持っていた物を使用しました。上の写真の右橋の物です。
カースロープ
カースロープは下の様な物です。そのままではジャッキが入らない時にこの上に乗り上げて車の下の高さを上げます。以前楽天市場で購入していた物です。
ジャッキ
ジャッキも以前楽天市場で購入した物を使用しました。
ジャッキスタンド
私は昔から「ウマ」と言っていますが、正式にはジャッキスタンドでしょうか。これは随分昔に購入した者です。
実際の作業
実際の作業の様子を紹介します。特に難しい作業はありませんが、ジャッキアップをしての作業となるので車の下敷きにならないように充分注意して作業を行います。
ジャッキアップして下からのぞき込むと下の写真のようになっています。

車体前部をジャッキアップして固定
最初に車体前部下に作業スペースを確保します。車の前輪だけカースロープに載せてジャッキアップし、ウマに載せます。ウマに載せる際にはジャッキを下げる事になるので、場所がズレないように注意しながら下ろします。
アンダーカバーを外す
エンジンオイルだけを交換する場合には外す必要はありませんん。エレメントを交換する場合にもアンダーカバーは外さなくても作業はできるようですが、私は作業スペースを確保するために外しました。
ドレンボルトを空けオイルを抜く
廃油ボックスをドレンボルトの下に置き、14mmのメガネレンチを使用してドレンボルトを緩め、その後は手で回してドレンボルトを外します。外れる時には汚れたオイルがドッと出てくるので注意します。また、廃油ボックスの中にドレンボルトを落とさないようにします。

エレメントを外す
フィルターレンチを使ってエレメントを緩め、手で回してエレメントを外します。途中から汚れたオイルが垂れてくるので、廃油ボックスを下に移動させておきます。

エレメントを外した後は、付いていた場所を清掃します。

エレメント取り付け
新しいエレメントを付いていた場所に取り付けますが、その前に新しいエレメントのパッキンに新しいオイルを塗っておきます。

取り付ける際は最初は手で回し、最後はフィルターレンチを使用します。
取り付けた後には周りをパーツクリーナーで清掃します。
ドレンボルトを締める
ドレンボルトを取り付けますが、今回は新しく購入した磁石付きのドレンボルトを取り付けます。最後はトルクレンチを使用して35N・mで締め付けます。取り付け後は周辺をパーツクリーナーで清掃します。

ドレンボルトを付け終わったら、アンダーカバーを取り付けて車をウマから下ろします。
オイルを注入する
それではオイルフィラーキャップの場所からオイルを注入します。今回購入したオイル缶は4ℓなので、少し余る程度入れれば大丈夫です。
下の写真では透明のジョウゴのような物を使用していますが、これについては後で説明します。

エンジンをかける
エンジンをかけて15分程そのままにしてオイルを循環させます。オイルが下から漏れていないかも確認します。
オイルの量を確認
エンジンを止めて、暫くしてオイルの量を確認します。

Hの穴とLの穴の間にオイルがあれば大丈夫です。
まとめ
今回はC26セレナのオイル交換をDIYでやりました。今までは車検時に割安で契約してオイル交換をしていたので実は初めてのオイル交換だったのですが、特に迷う事もなく作業は完了しました。唯一?と思ったのがオイルの注ぎ口ですが、下の写真のようになっています。

写真では分かり辛いかもしれませんが、オイルフィラーキャップを空けると丸い穴が空いているのですが、その奥は何故か四角になっています。しかもエンジンルームの奥の方にあるのでジョウゴでも使用しないと零してしまいそうです。そこでオイル交換に使えそうと思って取っておいたコレが役にたちました!

ブラックニッカ2.7ℓのペットボトルです。これを写真の部分でカットしてジョウゴ代わりに使用しましたが、オイルフィラーキャップを外した後にジャストフィットします。
使えそうだと思って残しておいた空のペットボトルがこれほどまでにドンピシャリで何だか嬉しかったですね~。
今後も自分でオイル交換をしようと思います。また、妻のマーチも同じオイルで良さそうなので、早速オイルはまとめ買いしました。
この記事か今後C26セレナのオイル交換をDIYする方にとって参考になれば幸いです。
youtube動画を作成しました。興味のある方はご覧下さい。


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