C26セレナ サブバッテリー リチウム化

 車中泊がしたくてサブバッテリーを取り付けた我が家のC26セレナですが、まだまだ車中泊仕様としては未完成です。
 サブバッテリーシステムは、運転席と助手席の間にとりあえず配置しているのですが、本当はラゲッジアンダーボックスの中に綺麗に収めたいですね~。
 サブバッテリー本体もディープサイクルの鉛バッテリーからリチウムイオン化したいし、容量も200Ah以上が欲しいです。
 インバーターも今の350wじゃなくて1000w以上(欲を言えば1500w以上)の正弦波インバーターが欲しいし、将来的には走行充電だけではなくソーラー充電パネルも欲しい。

 欲しい物ばかりあるのをずっと我慢していたのですが、遂に我慢できずにポチッちゃいました!

サブバッテリーのリチウム化

スポンサーリンク

リチウム化の概要

 今回のリチウム化に伴い、今まで運転席と助手席の間に設置していたディープサイクルのサブバッテリーシステムを全て取り払い、新たにリチウムイオンのサブバッテリーシステムをラゲッジアンダーボックスに設置します。

今までのディープサイクルバッテリーシステム

 今までのサブバッテリーシステムは、ACデルコのM31MFを中心としたシステムでした。
ディープサイクル
 サブバッテリー
  ACデルコ製 M31MF 115Ah
 走行充電器
  New-Era製 SBC-001B 30A
 インバーター
  セルスター製 HGU-350/12V 280w
 配線
  古河電工製 EL-MLHUC
 という構成になっていました。

リチウムイオンバッテリーシステム

 リチウム化にあたり、どの様な構成にしようかと色々とネットで調べました。
 確かに中華製でシステムを組めばかなりのコストダウンになるのですが、やはり品質に疑問が残ります。
 私に高度な知識があれば中華製でシステムを組み、トラブルがあっても対応できると思うのですが、残念ながら大した知識はありません。
 そこで信頼性のありそうなRENOGY社の製品でサブバッテリーシステムを下図のように構成することにしました。
リチウム化
 やっぱり信頼性がないと、安心して乗れないですもんね。

RENOGY製リチウムイオンバッテリー

 基本となるリチウムイオンバッテリーはRENOGY製のヒート機能付き100Ahにしました。

RBT100LFP12SH
スマート リン酸鉄リチウムイオンバッテリー
ヒート機能付 100AH 12V
テックmロゴ

 リチウムイオンバッテリーは温度が低くなると充電ができないのですが、この製品は温度が下がると自分で自分を温める機能がついています。
 また、今までのディープサイクルバッテリーとの比較は下図のようになっています。
バッテリー比較
 リチウムイオンはディープサイクルの5倍程度の料金がかかるのですが、サイクル寿命を考えると逆に割安な気がします。
 そして何といっても重量が半分以下というのも大きいですよね~。

RENOGY製走行充電器

 走行充電器は、ソーラーパネルを追加した時の事を考えて、ソーラー充電にも対応する製品にしました。

RBC50D1S
走行充電器 12V50A
MPPT チャージコントローラー内蔵
テックmロゴ

 今までの走行充電器との比較は下図のようになっています。
走行充電器
 新しい走行充電器はもちろんリチウムイオン対応。しかも50Aで充電可能です。更にソーラー充電もできるんですよね~。

RENOGY製インバーター

 インバーターは1500wが欲しかったのですが、コストパフォーマンスも考慮して1000wにしました。

R-INVT-PGH2-101106
正弦波インバーター1000W 12V
100V 60hz リモコン付
テックmロゴ

 今までのインバーターとの比較は下図のようになっています。
インバーター比較
 何といっても使用可能容量が大幅にアップします。そして正弦波というのも大きいですね。
 ただインバーターに関しては、中華製の1500wや2000wでも良かったかもしれませんね~。意外に家電品って1200wとかが多いんですよね。

RENOGY製Bluetoothモジュール

 サブバッテリーシステムを管理するためにBluetoothモジュールも購入しました。

RCM-BT2-00
BT-2
BLUETOOTH モジュール
テックmロゴ

 これを走行充電器やリチウムイオンバッテリーを接続すると、スマホのアプリで機器の状況が確認できるようです。

配線ケーブル

 私は切り売りで7m購入しましたが、この商品と同等の商品です。

ラゲッジアンダーボックスへ配置の変更

 今までのシステムは、下図のように運転席と助手席の間に設置していました。
ディープサイクル配置図
 今回のリチウム化に伴い、設置場所を変更します。
リチウム配置図
思い切ってラゲッジアンダーボックスに設置します。これで随分室内がすっきりしますよね。

積み替え作業

 今回の作業は、運転席と助手席の間のサブバッテリーシステム及び配線を取り外し、新しい配線をエンジンルームからラゲッジアンダーボックスまで引き、新しいサブバッテリーシステムをラゲッジアンダーボックスに設置します。
 まずは、安全確保のためにメインバッテリーの配線を取り外し、しばらく時間をおきました。
 感電したり、振動でエアバックが出てきたら嫌ですもんね。

※素人が行った作業です。
※本来は専門の知識や技術が必要です。
※真似をしないで下さい。

ディープサイクルバッテリーシステムの取り外し

 暫くお世話になったサブバッテリーシステムを取り外します。
サブバッテリーシステム
 もちろん古い配線も取り外します。

エンジンルームから室内への配線の引き込み

 最初にワイパー下のカバーが固定されているクリップを取り外します。
ワイパーカバー
 ワイパーの付け根のカバーを取り外し、ナットを取り外してワイパーを引き抜きます。
ワイパー
 フロントウィンドウ横の樹脂パーツを外し、ワイパー下のカバーを取り外します。
 下の写真が取り外した状態です。
エンジンルーム
 右の方に古い配線が見えていると思います。
 次に運転席と助手席のAピラーを取り外します。
 黒いゴムの部分を引き抜き、Aピラーの隙間に手を入れて外します。
Aピラー取り外し
 Aピラーがあった部分の隙間に手を入れ、ダッシュボード上を取り外していきます。
ダッシュボード取り外し
 運転席側にはセンサーのカプラーがあるので、忘れずに取り外します。
ダッシュボードセンサー
 センサーを外したら、ダッシュボード上を取り外します。
ダッシュボード取り外し
 下の写真は運転席側から写した写真です。
ダッシュボード取り外し
 助手席側のこの部分にエンジンルームから配線を通す穴があります。
配線穴
 今までの5.5SQのケーブルはこの穴の大きさで大丈夫だったのですが、新しい14SQのケーブルはこの穴では小さすぎます。
 どうやってケーブルを通そうかと思いましたが、ヤスリで削って穴を大きくすることにしました。
配線穴加工
 この穴にケーブルを通し、室内側から押し出したり、エンジンルーム側から引いたりしながら配線を延ばしました。
エンジンルーム配線
 穴の部分は、念のためビニールテープで保護しました。
配線穴
 以上でエンジンルームから室内への配線の引き込みは完了です。
 次はこの配線をラゲッジアンダーボックスまで引っ張ります!

ラゲッジアンダーボックスまでの配線の仕方

 ダッシュボード上まで配線はきました。次に配線を下の方に通していきます。ダッシュボードの横の隙間を利用して下に通していきます。
ダッシュボード配線
 上手く隙間を通し、下から引っ張ると大丈夫ですよ。配線を通した後のダッシュボード上はこんな感じです。
ダッシュボード配線
 次に発煙筒が固定してある部分のカバー、助手席横のステップ、セカンドシート横のステップを外します。
助手席カバー
助手席ステップ
セカンドシートステップ
 以上を外し終わると、助手席側からセカンドシート側に配線を通します。
ステップ配線
 助手席側から上手く隙間に通して、セカンドシート側から引っ張ると大丈夫ですよ。
 ここまで済むと、後はセカンドシート下からラゲッジアンダーボックスまで通すだけです。

 まずはセカンドシート横のステップの後ろにあるシートベルトのボルトを外します。
 次にサードシート下のカバーを外し、ラゲッジルームのフックを外します。
フック
 ここまで外すと、セカンドシート側から矢印の様に配線を押し出して、ラゲッジルーム側から引っ張ります。
サードシート下
 フック付近まで配線が通ったのですが、アンダーボックスへの隙間がなかったので、電動ドリルで穴を開けました。
ドリル加工
 ドリルで開けた穴に配線を通すとラゲッジアンダーボックスまでの配線が終わります。
 配線を結束バンドで固定して、カバー類を元に戻します。
配線固定

 以上で配線は完了ですが、他に通したい配線類がある場合は、カバーを元に戻す前に通しておいて下さい。
 ちなみに私は、サブバッテリーからの常時電源と走行充電器からイグニッション端子への配線を通しました。

配線の接続

 各機器に配線を接続していきます。
 私は14SQのケーブルを7m購入しましたので、メインバッテリーからラゲッジアンダーボックス内の走行充電器に届く長さでカットし、残りを走行充電器とサブバッテリーの接続に利用しました。
 カットした後は、丸型端子をケーブルに圧着します。
圧着
 14SQのように太い配線を圧着する工具がなかったので、近くのホームセンターで購入しましたが、私がいつも使っている安物の工具と違ってとても使い易かったですね~。

 配線の接続自体は、最初に説明した図のとおりです。取り付ける順番等は説明書に沿って行いました。
リチウム化
 上の図にあるとおり、メインバッテリーと走行充電器の間には80Aのヒューズ、走行充電器とリチウムイオンバッテリーの間には60Aのヒューズを設置しました。
 そして、走行充電器とリチウムイオンバッテリーにはBluetoothモジュールを取り付けました。このblutoothモジュールを付ける事により、スマホのアプリで機器の状態を確認することができます。
RENOGYアプリ

※本来はリチウムイオンシステムに共通のアースをとらないといけないようです。

リチウムイオンサブバッテリーシステムの設置

 いよいよサブバッテリーシステムの設置なんですが、得意のとりあえずモードで設置しました。
サブバッテリーシステム
 本当は、きちんとボックスを作成しようと思っていたのですが、イマイチ考えがまとまらなかったので、とりあえず倒れたりしないように置いて、後日作成することにしました。

動作確認

動作確認
 サブバッテリーシステムの接続が終わると、最後にメインバッテリーと接続して配線が完了です。
 リチウムイオンバッテリーを起動すると、走行充電器の右から2番目のランプが点灯します。
 サブバッテリーの設定をリチウムイオンにすると、走行充電器の一番右のランプが青色になります。
 そしてセレナのエンジンをかけ、メインバッテリー側から電流が流れてくると走行充電器の一番左のランプが点灯します。
 上記のことを確認後、インバーターのスイッチを入れると、先ほど作業で使用した電動ドリルをきちんと使用することができました!
 これで一安心ですね。

リチウム化のまとめ

 今回の作業では、セレナのサブバッテリーをリチウム化してラゲッジアンダーボックスに移設しました。
リチウムイオンバッテリー
 開封して接続してすぐ確認すると、70%以上の容量がありました。
バッテリーモニター
 リチウムイオンバッテリーに関しては、今から使い込んで容量等を確認していきたいと思います。  走行充電器も30Aから50Aに強化。
走行充電器
 今のところスマホアプリで見ていると、充電が始まると50A近い数字で充電しているようです。
アプリ
インバーター
 インバーターも今後色々な機器が使用できるかを試してみたいと思います。

 リチウム化をして勝手に自己満足に浸っています。
 1000wまで使えるので、車中泊やキャンプにいっぱい行って使い倒したいですね~。
 まずは、ポータブル冷蔵庫とIHクッキングヒーターを購入したので、それを試してみたいと思います。

 そして将来的には、バッテリーを追加して容量アップし、ソーラーパネルも取り付けたいですね!

※参考になれば幸いですが、作業は自己責任でお願いします。

我が家のリチウムイオンバッテリーシステム

 参考までに我が家のリチウムイオンバッテリーシステムを紹介します。

スマート リン酸鉄リチウムイオンバッテリー ヒート機能付 100AH 12V

 今回の作業により当初は100Ahを1つ搭載していましたが、100Ah✕2=200Ahに増強しました!

RBT100LFP12SH
スマート リン酸鉄リチウムイオンバッテリー
ヒート機能付 100AH 12V
テックmロゴ

正弦波インバーター2000W 12V 50/60HZ切替可能

 今回の作業により当初は1000Wのインバーターを搭載していましたが、2000Wに増強しました!


正弦波インバーター2000W
12V 50/60HZ切替可能
テックmロゴ

走行充電器 12V50A MPPT チャージコントローラー内蔵

 車の走行中は、オルタネーターから50Aの大容量で充電してくれます。
 また、我が家のセレナには未装着ですが、ソーラーパネルからも充電できる優れものです。

RBC50D1S
走行充電器 12V50A
MPPT チャージコントローラー内蔵
テックmロゴ

BT-2 BLUETOOTH モジュール

 このBLUETOOTHを取り付けると、Dchomeアプリで走行充電器やバッテリーの状態を確認することができます。

RCM-BT2-00
BT-2
BLUETOOTH モジュール
テックmロゴ

 

 youtube動画を作成しました。興味のある方はご覧下さい。
サブバッテリーのリチウム化

 

にほんブログ村 アウトドアブログ キャンプへにほんブログ村
にほんブログ村 写真ブログ 九州風景写真へ
にほんブログ村
にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へ
にほんブログ村

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました