2009年に購入した我が家のパナソニック製ドラム式洗濯機NA-VR5500R。2020年8月にメカケースを交換して絶好調だったんですが、最近何故か洗濯~乾燥の途中で止まっている事が多くなりました。また修理するしかないですかね~。
我が家のドラム式洗濯機
〇 メーカー : パナソニック
〇 型 式 : NA-VR5500R
〇 年 式 : 2009年製
〇 洗濯容量 : 9kg
〇 乾燥容量 : 6kg
〇 洗浄方式 : ジェットダンシング方式
〇 乾燥方式 : ヒートポンプ式
〇 本体質量 : 83kg
症状
必ずエラーで止まる訳ではありませんが、洗濯をしているといつの間にか途中で止まっていることがありました。
でも、止まらずにちゃんと終わっている事もあったんですよね~。
最初は気付かなかったのですが、よくよく考えてみると途中で止まる時には必ず洗濯~乾燥コースを選んでいる事に気付きました。洗濯のみのコースだと普通に最後まで終わっていました。
エラーコード:HA0,HA2
途中で止まる時にディスプレイを確認してみると、最初の動画のようになっていました。
HA2って何だろう?
※HA0と表示されることもありました。
HA0,HA2の原因と対処法
早速「パナソニックドラム式洗濯機 HA0やHA2でググってみました。
HA0は、排水ドレンポンプ異常でHA2はHP水位センサー異常となっていました。
要はヒートポンプ(乾燥機)内の排水関連の異常のようです。乾燥工程で除湿水がきちんと排出できない時に起きるようです。
対策としては、排水ポンプの交換又は清掃、ヒートポンプユニットの交換、水位センサーの交換となっているようです。
このエラー表示なんですが、「U」と「H」の2種類があるようです。
Uで始まるエラーはユーザーでも対応できる軽易なエラーですが、Hで始まるエラーは、ユーザーでは対応できない重大なエラーのようです。
本来Hエラーは専門業者に修理を依頼しないといけません。
作業の内容
今回の作業は、いきなり排水ポンプを交換するのではなく、ヒートポンプユニット内及び排水ポンプ内を清掃してみようと思います。
と文章にすると簡単ですが、下記のような作業が必要となります。
1 背面パネルの取り外し
2 ドラム、ヒートポンプ間の配管を取り外す。
3 ヒートポンプユニットの取り外し
4 ヒートポンプユニットの分解
5 排水ポンプの取り外し
6 各部品の清掃
7 元に戻す
結構面倒だとは思いますが、前にやったメカケース交換に比べるとかなり楽だと思います。
実際の作業
午前中に洗濯を済ませて、午後から作業を実施しました。
私の作業が参考になれば幸いですが、もし参考にする場合には自己責任でお願いします。
背面パネルの取り外し
最初に背面パネルを取り外しますが、背面パネルは上下二段に分かれています。
先に上のパネルを取り外します。
※ ビスの場所を追加済
次に下のパネルを取り外します。
配管の取り外し
次にドラムとヒートポンプの間の配管を取り外します。
※ ビスの場所修正済。4角はセンサーとセンサ配線のビスの場所。
黒のプラスティック製の配管は〇の場所でビス止めされています。□のセンサーも取り外します。
ビスを外せば、後はゴムホースの上下の金具を緩めると取り外すことができます。
写真左の白いホースも手で簡単に取り外すことができます。
ヒートポンプユニットの取り外し
ヒートポンプユニットは特に固定はされていないようです。まず下の写真の5種類の配線のカプラーを取り外します。
次に下の写真の2ヵ所のセンサーのカプラーを取り外します。これは手で簡単に取り外すことができます。
このセンサーが汚れている可能性もあるので、私は一応取り外して確認しました。
これでヒートポンプユニットは外れると思ったのですが、右下に排水ポンプのホースとカプラーがあるので注意が必要です。
ホースとカプラーを外せば、ヒートポンプユニットは手で取り外せます。
ヒートポンプユニットの分解
ヒートポンプユニットは下の写真の〇の8カ所ビス止めしてあり、一番右の〇は横からビス止めしてあります。また、〇2ヵ所のビスも取り外します。
これでユニットの上のカバーは外れるのですが、一番右のビスの部分で引っ掛けてあるので注意します。
ユニットの中を見てみると、かなり汚れているのが分かりますね~。
ヒートポンプ自体も、配線をずらして上に持ち上げると取り外すことができます。
排水ポンプ取り外し
次にヒートポンプユニットから排水ポンプを取り外します。
ビス2ヵ所とカプラーを取り外すと、排水ポンプを引き抜くことができます。
更に排水ポンプのビスを外して右にひねると排水ポンプも分解できます。
各部品の清掃
これまでに取り外した排水ポンプの部品、黒と白の配管、ヒートポンプユニットを清掃します。
歯ブラシ等を使って水洗いすれば綺麗になると思います。
ヒートポンプユニットは大きかったので、キッチンペーパーを使って清掃しました。
元に戻す
各部の清掃が終わったら、元通りに組み立てていきます。
ヒートポンプユニットに排水ポンプを取り付け、ヒートポンプユニットを元の位置に戻し、配管を取り付けて、最後に背面パネルを取り付けます。特に迷うことは無いと思います。
排水ポンプ清掃まとめ
今回はパナソニックドラム式洗濯機NA-VR5500RのエラーHA0及びHA2が出たので、ヒートポンプユニット及び排水ポンプの清掃をしました。メカケース交換に比べると随分楽ですが、清掃も含めて約3時間の作業となりました。
特に難しい作業はなかったのですが、一番大変だったのはドラム式洗濯機の移動でした。何と言っても本体質量83kgは重すぎですよね~。妻と二人で持ち上げたのですがなかなか上がらずに悪戦苦闘しました。移動に要した時間がけっこう長かったと思います。昔は一人で移動させたんですけど、2年ちょっとで衰えたんでしょうね・・・。
作業の効果は、かなりあったと思います。今のところエラーは全く出なくなったし、少しきになっていた臭いも全くしなくなりました。
この記事や動画が、今後作業される方のために少しでも参考になったら幸いです。
ただし本来は専門業者にお願いするのがお勧めで、専門の知識や技術が必要ですので、作業をされる際には自己責任でお願いします。
youtube動画を作成しました。作業内容は動画の方が分かり易いと思いますので、興味のある方はご覧下さい。
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