早期退職を考える

 入った日から辞めよう辞めようと思い続けてきた職場ですが、振り返ってみると今年で27年目にもなるんですよね~。自分ではよく頑張ったと思います。
 元々定年は60才。あと10年と思っていたのですが、定年延長が決まり、65才定年に決定したようです。5年も伸びるなんて考えられません!
 そこで、今後定年まで働いた方が良いのか、早期退職募集制度を利用して早めに退職をした方が良いのかを考えてみます。
紫陽花

 

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早期退職募集制度とは?

 私の職場の早期退職募集制度は平成25年から開始されているようです。
 「早期退職に係る募集実施要項」によると募集の対象は、応募日において「勤続20年以上」かつ「定年から15年を減じた年齢以上の者」となります。
 上記の対象者が応募して認められれば、応募年度の年度末に退職となるようです。まあ、認められない事はないと思いますが。

早期退職募集制度のメリット

 私の職場で早期退職募集制度を利用した場合の優遇措置を説明します。

退職金が割り増しになる

 定年までの給料が無くなる代わりに退職金が割り増しされます。
 普通なら定年前の退職となるので退職金の支給率は自己都合退職となるのですが、早期退職募集制度を利用することにより退職金の支給率が定年退職と同率となります。
 また、退職金の算定基礎となる俸給月額も定年前1年につき3%の増額となります。
 定年まで働いた場合の賃金とは比べ物にならないのですが、この制度を利用するのとしないのでは大きな違いです。
 この制度がなければ、なかなか思い切れないですよね~。

早めに自由になれる

 早期退職募集制度を利用して早めに退職することにより、早めに自由な時間を手に入れることができます。
 とは言っても、私を含めて大多数は家のローンや子供の学費があるのでなかなか自由にはなれませんよね。
 また今後の生活のための資金も必要です。

早めに次のステップへ進める

 再就職するにしても自営業をするにしても、少しでも若いうちにできるのはメリットですよね。
 といっても、定年前15才が若いのかは微妙ですが・・・。
 まあ、いずれにしても少しでも若いうちに次のステップに進みたいですよね。

早期退職募集制度のデメリット

 逆に早期退職した場合のデメリットを考えます。

収入が減る

 割り増しされた退職金が入るとはいえ、定年まで働く場合と比べると収入は減ると思われます。
 再就職したとしても、働き続けた場合と比べると収入が減る場合が大多数だと思います。

今までのスキルが活かせるとは限らない

 誰だって20年以上も働けば、働いてきた職場で得たスキルがあると思います。
 でもその職場を退職した後は同業種に再就職しない限り、今まで培ってきたスキルが活かせなくなります。仕事ではなく趣味でも活かせるスキルがあれば良いのですが・・・。

再就職できるとは限らない

 普通でも必ず再就職できるとは限りません。
 更にこの新型コロナ過の状況を考えると、かなり厳しいと思います。今後の生活を考えると不安ですよね。

早期退職まとめ

 メリットとデメリットを理解したうえで考えても、単に退職金が割り増しになるからといって「早期退職がおすすめ」とは言えませんね~。
 金銭面だけで考えても、ローンの残債が無いうえに貯金も充分にある場合は早期退職制度を積極的に利用した方がいいと思いますが、大多数はマイホームのローンの残債があるうえに子供の学費にお金がかかり貯蓄がほとんど無いと思うので、早期退職制度を利用するにはリスクが大きすぎると思います。
 逆にどうしても今の職場が嫌な人や、職場に縛られずに自由な生活を重視する人にとっては、金銭的なデメリットを差し引いても早期退職制度を利用するメリットがあるのではないでしょうか。

 今回の新型コロナウィルス感染症拡大や自然災害が頻発するように、この先何が起きるか分かりません。早期退職をするにしてもしないにしても計画的に貯蓄や投資をし、いざという時の「備えがあれば憂いなし」と言えるようにしておきたいですね。

追記:2022年4月に早期退職をしました。

 詳しくは、27年間勤務した国家公務員辞めましたをご覧下さい。

 

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