自分でできる! タイロッドエンドブーツ交換 車検のためにその2

2年に一度やってくる嫌な儀式、車検。前回は昨年から厳しくなったヘッドライト検査をクリアするためにヘッドライトリフレッシュをしましたが、今回は次に心配だったタイロッドエンドブーツを交換したいと思います。実は前回の車検の時にも交換した方が良いと言われていたのですが、そのまま2年持ったんですよね~。

C26セレナのフロント足回りを分解してタイロッドエンドブーツをDIYで交換する整備作業イメージ

我が家のC26セレナの概要

前回も紹介しましたが、一応我が家のC26セレナの概要を紹介します。
〇 車両形式
DBA-FC26
〇 エンジン形式
MR20
〇 初年度登録年月
平成24年1月(2012年1月)
〇 走行距離
約135,000km

タイロッドエンドブーツ交換DIYの作業概要

タイロッドエンドブーツを交換するには、まずタイヤを外し、ウマに載せないといけません。その後にブレーキディスクの裏側にあるタイロッドエンドブーツを交換します。
いつものように固着したボルト等を緩めるのに苦労しそうですが、自分で交換することができそうです。

タイロッドエンドブーツとは?車検に通らない理由

タイロッドエンドブーツとは、左右に動いて車のハンドルを操作するためにあるタイロッドが、ブレーキディスク等がついている部分と接続されている関節的な部分を保護しているブーツです。
関節部分は走行中の衝撃・振動を吸収して操作の安定性を保つ役目もあり、ブーツはタイロッドのタイヤ側の可動部分を保護するよう取り付けられており、グリスの保持・異物混入を防いでいます。
ただ、このブーツはゴムでできているため、経年劣化によりだんだんとヒビが入り、更に劣化すると割れてしまいます。
そうなると中のグリスが漏れるとともに水やゴミの侵入により関節部分自体が劣化するとともに錆が進行していき、最悪は外れてハンドル操作ができなくなるような場合もあるそうです。
そのためブーツの破れで車検が通らなくなる場合があるんですね~。

DIY交換用に購入したタイロッドエンドブーツ

とりあえず、タイロッドエンドブーツを購入しないと何も始まりません。私は日産純正品を購入するのではなく、楽天市場でこの商品を購入しました。

タイロッドエンドブーツ交換で使用した特殊工具とグリス

今回の作業では、手持ちの工具の他に下記の工具類を購入しました。購入は楽天市場の買い回りセールの時に一気に購入しました。その方がポイントがいっぱい貰えてお得ですよね~。

ロングスピンナーハンドル

手持ちの工具でも大丈夫だとは思ったのですが、錆びて固着していたら大変なので、念のため手持ちの物より柄が長いスピンナーハンドルを楽天市場で購入しました。

ウレアグリス

ブーツの中にはグリスを塗らないといけません。私は楽天市場でこのグリスを購入しました。

トルクスソケット

タイロッドエンドの関節部分のボルトはグルグル回ります。無くても取り外しは大丈夫な場合もありますが、締め付ける時にはきちんと固定して締め付ける必要があります。ただ、普通のプラスやマイナスではなく、特殊な形状になっています。更に真ん中が空いているものでないといけません。
私は楽天市場でこの商品を購入しました。

タイロッドエンドプーラー

タイロッドエンドは圧入に近いような状態で固定されているので、手の力では外れないと思います。それを外すためには特殊工具が必要です。そこでこのタイロッドエンドプーラーを楽天市場で購入しました。

固定用ナット(日産純正)

タイロッドエンドを固定しているナットなんですが、一応再利用不可となっているようです。そのため知り合いの整備工場にお願いして購入しました。これは日産純正品です。

C26セレナのタイロッドエンドブーツ交換の実際の作業手順

作業に入るには、まずジャッキアップしてウマに載せ、タイヤを外します。タイヤを外すと作業に入れます。
また、右側の作業時は左、左側の作業時には右にハンドルをきった方が作業がし易いと思います。

※作業を行う場合は自己責任でお願いします。

1. 固定ナットを緩める

タイロッドエンドは14mmのナットで固定されています。14mmのメガネレンチ等を使ってナットを緩めていきます。一気に全部外さずにナットが少し掛かった状態で一旦止めます。また、ナットが緩まない場合にはトルクスレンチも併用してナットを緩めます。

ボールジョイントスタッド軸が共回りするのを防ぐため、トルクスソケットとメガネレンチを併用してタイロッドエンドのナットを緩める工程

2. タイロッドエンドプーラーを使用して外す

タイロッドエンドはかなり固く固定されているので、タイロッドエンドプーラーを使用して外します。

固着したテーパー勘合部を切り離すため、タイロッドエンドプーラーをがっちりセットして圧をかける分解作業

3. 古いブーツを外す

タイロッドエンドを外したら、ブーツを外します。私はタイロッドエンドのナットを緩めた後にマイナスドライバーである程度ブーツを外していました。

金属シールベース枠の隙間にマイナスドライバーの先端を差し込んでこじりながら古いブーツを外す作業

4. 古いグリスを清掃

ブーツを外したら関節部分に残っている古いグリスを清掃します。

5. 新しいグリスを塗布

古いグリスを取り終わったら新しいグリスをまんべんなく塗布していきます。関節を動かしながら隙間部分にもしっかりと塗布します。

洗浄したピボットジョイント可動部へチューブから新しい耐水・耐摩耗用ウレアグリスを満遍なくたっぷりと塗布する様子

6. 新しいブーツを取り付け(圧入)

新しいタイロッドエンドブーツの中にもしっかりとグリスを塗ります。
ブーツを取り付ける際には32mmのソケットを使用します。

新しいブーツを垂直に均等にかしめ圧入するためにガイド治具として使用する32mmソケット

ブーツの上にソケットを載せ、ゴムハンマーで叩いて固定します。

32mmソケットを治具代わりにして上からゴムハンマーで慎重にコンコンと叩き均等に新しいブーツを圧入していく固定作業

7. タイロッドエンドを固定して完了

ブーツの固定ができたら、タイロッドエンドを新しいナットで締め付けます。この際14mmのメガネレンチとトルクスレンチを併用して締め付けます。

交換が完了した新しいブーツを傷つけないよう注意しながら新品ナットを使用し、共回りを防ぎながらメガネレンチ等で完全に本締めホールド固定する様子

ここまででタイロッドエンドブーツの交換は終了です。あとはタイヤを取り付けるだけですね。

タイロッドエンドブーツ交換DIYのまとめ

今回は車検のためにその2ということでタイロッドエンドブーツの交換をしました。特に難しい作業ではなかったのでヤル気のある方にとってはお勧めのDIYだと思います。ただ、交換の前後で乗り心地等に目立った変化はありませんでした。気持ちハンドルをきるのがスムーズになった気はしますが・・・。
金額的にはスタンドの見積もりで7,000円ちょっとだったので、色々と工具を揃える事を考えるとあまりお得ではありません。ただ、私の中では自分で何でもヤルこと自体に意義があるんですよね~。

本当は車検のためにその3ということでロアアーム交換も考えていました。でもタイロッドエンドブーツ交換作業時にロアアームを固定しているボルトを外そうとしたのですが、ビクともしませんでした。ロアアームのブーツ自体は何とか車検に通りそうなので、もっと長いスピンナーハンドルを購入して再チャレンジしたいと思います。

この記事や動画が今後作業をされる方の参考になれば幸いです。

YouTube動画を作成しました。文章よりも動画の方が分かりやすいと思うので興味のある方はご覧下さい。

C26セレナのタイロッドエンドブーツ交換DIY!特殊工具プーラーを使った古いブーツの外し方と圧入手順を解説したYouTube動画

 

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