前回の老父子キャンプinスノーピーク奥日田で綺麗に張れたと思っていたリビングシェルですが、夜中に雨が降ると雨漏りをしていました・・・。
10年以上使っているので仕方ないと言えば仕方ないのですが、思い入れのある大好きなテントなので、何とか復活させたいと思います!
前回の作業では、POLON-Tを使って撥水加工をしましたが、次にシームレステープの補修をしたいと思います。
シームレステープとは?
テント類に限らず、バックやレインウェアなども布等を縫い合わせて作ってあります。
そういう防水素材の製品の縫い目に貼られているテープです。シームレステープ、シーリングテープと呼ぶこともあるようです。
たとえゴアテックス(GORE-TEX)など防水機能があっても縫い目には穴が空いているため、そこから水や風が侵入してしまいます。
そのため雨風の侵入を防ぐためのシームテープが貼られているようです。
シームレステープ補修
長期間の使用等により、このシームレステープが劣化して割れたり剥がれたりすると、防水・防風機能は果たせなくなり水漏れや隙間風の原因になってしまいます。
大好きなキャンプ道具は、せっかくなので長く使いたいですよね。
定期的にチェックして、古くなったら新たに貼さないといけないようです。
我が家のリビングシェルも、まさにこの状態のようです。
準備したもの
今回の補修をするために準備したものは下記のとおりです。
シームレステープ
シームレステープも各社から数種類の製品が出ていますが、今回私はキャプテンスタッグの幅2cm✕長さ20mの商品をyahooショッピングで購入しました。
ただし、実際に作業をしてみると、20mmでは縫い目ギリギリの幅だったので、幅が25mmで長さも30mとお得なこちらの商品の方が良さそうです。
アイロン
家庭にある普通のアイロンを使って作業をします。
アイロン台
アイロン台も家庭にある普通の物で大丈夫です。
ただし、テントで汚れる事は間違いないので、上に段ボール等を敷いたほうが良いと思います。
今回私はテーブルの上に汚れてもいい毛布を敷いて作業したのですが、毛布では厚すぎて良くなかった気がします。
あて布
シームレステープの上にあて布をしてアイロンを当てます。あて布をしないと、シームレステープがすぐに溶けてしまいます。
シームレステープ補修の方法
今ついているシームレステープがまだ綺麗で、幕との隙間にゴミ等が入り込んでいなければ、シームレステープを再利用した方が良いと思います。
シームレステープがボロボロだったり、隙間にゴミが入っていたら張り替えた方が良いと思います。
私は思い切りよく、シームレステープをほとんど剥いでしまったので、張り替えとなりました。
シームレステープの再利用
シームレステープを再利用する場合は、
1 シームレステープの部分を清掃します。
2 シームレステープの上にあて布をする。
3 あて布の上からアイロンを当てる
シームレステープの張り替え
シームレステープを張り替える場合は、
1 古いシームレステープを剥がす。
2 シームレステープが貼ってあった部分を雑巾等で清掃し、乾燥させる。
3 縫い目等の貼りたい場所にシームレステープを置く。
4 シームレステープの上にあて布をする。
5 あて布の上からアイロンを当てる。
疑問だった2つの事
私も作業の前に色々と調べたのですが、実際にやってみないと分からなかった事が2つありました。
この2つは双方のバランスで変わってくると思います。
あて布の厚さ
ネットで調べてみてもあて布の厚さは様々でした。
薄い布を使っている場合もあれば、タオルを折り曲げて使っている場合もあります。
私は当初Tシャツを折り曲げて使っていたのですが、途中からはTシャツを1枚にしました。
アイロンの温度にもよると思いますが、あて布があまり厚いとシームレステープがなかなかくっつきません。
アイロンの温度と時間
アイロンの温度設定は、中で使用しました。アイロンの機種やあて布の厚さによっても違うと思いますが、中にしておけば間違いないと思います。
当てる時間に関しては、最初は5秒ほど押し当てました。それでシームレステープの状態を見て、時間を調整すれば良いと思います。
幕を溶かしてしまったら、補修の意味がないので、注意が必要です。
まとめ
今回は初めからシームレステープを交換する予定で作業をしました。
シームレステープを剥がすのは簡単なのですが、新しいシームレステープを貼る作業は、非常に労力を必要とし長時間の作業が必要となります。
最初から張り替えようとするのではなく、まずは古いテープの再利用を試してみた方が良いと思います。
再利用が無理だったら張り替えですが、張り替えは本当に大変でした。
私のように何でも自分でしたい方以外は、お金を払って業者にやってもらった方が良いでしょうね。
もし、私のように自分で張り替えをする場合には、時間に余裕を持ってやって下さい。
中腰の作業が続くので、腰を痛めないように注意が必要です。
もし自分でやる場合には、youtube動画を作成しましたので、作業の参考になれば幸いです。
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