C26セレナ 換気扇自作 ~ 車中泊で鍋がしたくて! ~

 車中泊で快適に過ごすために欠かせないのが「換気」です。
 特に、車内で鍋料理をしたり、夏の暑い夜を過ごしたりする時には必須ですよね。

 そこで今回は、ホームセンターで手に入る材料とUSBファンを使って、C26セレナ専用の「車中泊用換気扇」を自作してみました!
 吸気と排気を分けた本格的なシステムですが、DIY初心者でも作れる構造です。

自作した換気扇

完成したツインファン換気システム。

換気システムの概要とメリット

 今回は、セカンドシートの窓を利用して、以下のような空気の流れを作ります。

  • 左側の窓:外気を取り入れる「吸気口」
  • 右側の窓:車内の空気を出す「排気口(ファン設置)」
換気イメージ図

住宅の「第三種換気」と同じ仕組みです。

導入のメリット

 実際に使ってみて感じたメリットは大きいです。

  • 温度管理:駐車中や就寝時に熱気を排出できる。
  • 湿気対策:冬場の鍋料理や就寝時の結露を軽減できる。
  • 臭い対策:食事の匂いが車内にこもらない。

用意した材料と費用(総額約3,800円〜)

 主な材料はネット通販とホームセンターで揃えました。

1. USBファン(8cmツインタイプ)

 12cmファンと迷いましたが、窓の開口部を小さくして防犯性と防水性を高めるため、8cmファンを選びました。

2. スイッチ付きUSB延長ケーブル

 ファン自体にスイッチがないため、手元でON/OFFや風量調整ができるケーブルは必須です。

3. その他(プラダン・モバイルバッテリー等)

  • プラダン(90cm×60cm)
  • リメイクシート(ダイソー):見た目を良くするため
  • 網戸用ネット:虫の侵入防止
  • モバイルバッテリー:電源用

自作の手順

1. プラダンのカットと加工

 窓のサイズに合わせてプラダンをカットします。
 今回は強度を出すため、プラダン2枚を貼り合わせる構造にしました。

ファンの穴あけ

ファンに合わせて穴を開けます。

2. ファンの取り付けと装飾

 プラダンにリメイクシートを貼り、網戸ネットを挟んでファンを固定します。
 ネジ止めする際は、プラダンが潰れないように適度な力加減で。

ファンの固定

3. 車への固定方法

 ここが一番の悩みどころでしたが、セレナのロールサンシェード用フックを利用して、結束バンドで吊り下げる方式にしました。
 これなら脱着も簡単で、車体に傷をつけることもありません。

完成!見た目も機能も上々

 外から見るとこんな感じです。
 リメイクシートのおかげで、DIY感が出過ぎずスマートに仕上がりました。

外から見た換気扇

 費用はファンやケーブル、材料費合わせても約4,000円弱
 モバイルバッテリーを含めても8,000円以下で、快適な換気システムが手に入りました。

【動画】実際の動作音などをチェック

【追記】さらなる快適化:リチウムイオンバッテリー

 換気扇だけでなく、車中泊での電力確保のためにサブバッテリーシステムも強化しています。
 現在はリチウムイオンバッテリーを搭載し、より長時間のファン稼働や家電利用が可能になっています。

【現在の電源システム】

  • バッテリー:RENOGY リン酸鉄リチウム 300Ah
  • インバーター:正弦波 2000W

※詳細はこちらの記事をご覧ください。

 

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