ソーラーパネル取付 サブバッテリー増強 サブバッテリーシステムアップグレード

 これまで200Ahのサブバッテリーを「走行充電のみ」で運用していた我が家のC26セレナ。
 走行充電器自体はソーラー充電にも対応しているので、ずっとソーラーパネルを付けたいと考えていましたが、取り付け方法に悩み踏み切れずにいました。
 しかし、C26セレナを乗り潰す覚悟が決まったので、思い切ってソーラーパネルを屋根に直貼りすることにしました!

 さらに、前回の走行充電器交換に合わせて、サブバッテリーも100Ah×2から×3へ増強し、合計300Ah(3840Wh)のモンスターシステムへとアップグレードします!

C26セレナの屋根にソーラーパネルを設置

念願のソーラー充電システムが完成

サブバッテリーシステムの構成変更

旧システム(走行充電のみ)

 これまではRENOGYの100Ahバッテリー2台(計200Ah)を、走行充電器(DCC50A)と2000Wインバーターで運用していました。

旧サブバッテリーシステム構成図

旧システム構成

新システム(ソーラー充電+300Ah)

 今回、ソーラーパネルを追加し、バッテリーを1台増設しました。

新サブバッテリーシステム構成図

ソーラーパネルとバッテリーを追加

使用機材(RENOGY製品で統一)

 信頼性を重視して、全てRENOGY製品で統一しています。

1. 走行充電器(RBC50D1S G4モデル)

 MPPTチャージコントローラー内蔵で、走行充電とソーラー充電を同時に行える優れものです。
 詳細は前回の記事RENOGY走行充電器 新旧比較をご覧ください。

RENOGY RBC50D1S

2. スマートリン酸鉄リチウムイオンバッテリー(100Ah × 3台)

 100Ahを3台並列接続し、合計300Ah(3,840Wh)の大容量電源を構築しました。

RENOGY 100Ahバッテリー

3. 正弦波インバーター 2000W

 電子レンジやドライヤーも余裕で動かせる2000Wタイプです。

RENOGY 2000Wインバーター

4. フレキシブルソーラーパネル 200W

 今回の主役です。曲面に追従し、薄くて軽いフレキシブルタイプを選択しました。

RENOGY フレキシブルソーラーパネル 200W

ソーラーパネルの取り付け計画(直貼り)

 ルーフキャリアを取り付けてパネルを設置する方法も考えましたが、風切り音や車高アップ(立体駐車場の制限)、重心が高くなることによる走行安定性の低下を懸念し、「屋根への直貼り」を選択しました。

ソーラーパネル貼り付けイメージ

屋根の凹凸に合わせて接着します

 屋根の凸部分に強力両面テープを貼り、さらに周囲をコーキング剤で埋めることで固定します。
 完全に密閉せず、放熱と排水のために一部隙間を開けるのがポイントです。

DIY作業手順

【注意】

※電気配線や屋根への加工はリスクを伴います。作業は自己責任で行ってください。
※作業前には必ずメインバッテリーのマイナス端子を外してください。

1. サブバッテリーの増設

 まず、バッテリーを3台並列に接続します。
 RENOGYのバッテリー間接続ケーブル(38SQ)とLANケーブルを使用し、ラゲッジアンダーボックス内に設置しました。

300Ahサブバッテリーシステム

ラゲッジ下にピッタリ収まりました

2. ソーラーパネルの貼り付け

 屋根をパーツクリーナーで脱脂し、マスキングテープで位置決めをします。
 パネル裏面と屋根の凸部分に強力両面テープを貼り、慎重に貼り付けます。

ソーラーパネルの固定

両面テープで固定中

 固定後、パネルの周囲(端部)にコーキング剤を充填して防水・補強します。

パネル周囲のコーキング

隙間をコーキングで埋めます

3. 配線の引き込み(テールランプ経由)

 ソーラーパネルからの配線は、バックドアの隙間からテールランプ裏へ通しました。
 テールランプユニットを外し、配線を通す穴から車内へ引き込みます。

配線引き込みルート

テールランプ裏を経由

車内への引き込み

グロメットから車内へ

 車内に引き込んだ配線は、内張の中を通してラゲッジアンダーボックスまで導きます。

4. 走行充電器への接続

 最後に、走行充電器の「PV+」「PV-」端子にソーラーパネルからの配線を接続します。
 MC4コネクター付きの専用ケーブルを使用すると簡単です。

走行充電器への接続

確実に接続します

まとめ:最強の車中泊仕様へ!

 今回のDIYで、走行充電だけでなくソーラー充電も可能になり、バッテリー容量も300Ahへと大幅アップしました。
 専用アプリ「DC Home」で確認すると、晴天時にはしっかりと発電していることが分かります。

アプリでの発電状況確認

アプリで発電状況を確認

 【重要:断熱材について】
 ソーラーパネルの下に断熱材を入れるかどうか悩みましたが、RENOGYサポートに問い合わせたところ、「放熱を妨げるため断熱材は入れないでください」との回答でした。メーカー推奨通り、直貼りで施工しています。

 これで連泊や災害時でも安心の電力システムが構築できました。
 C26セレナで車中泊システムを組みたい方の参考になれば幸いです。

 Youtube動画も作成しました。配線の通し方など、動画の方が分かりやすいと思います。

 

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