リン子がメインで使っている我が家のK13マーチなんですが、走行距離は14万kmオーバー!
最近信号待ちでアイドリングストップになると、そのまま復帰できずにエンジンストップしてしまう事象が多発・・・。
私はオルタネーターの補助セルモーターが壊れたのかと思ったのですが、日産の方に聞いてみると、K13マーチにはオルタネーターに補助のセルモーターは無いので、バッテリーが怪しいのではないかとのこと。
そこでとりあえず、バッテリーを購入して交換してみました。詳しくは、K13マーチバッテリー交換をご覧下さい。
その後エンジンストップ現象は起きなくなりましたが、やっぱり14万km以上も走ってるためスパークプラグの交換は必須なので、先日のセレナに続いて自分で交換する事にしました。
我が家のK13マーチ
我が家のK13マーチの概要を紹介します。
〇 車両形式
DBA-K13
〇 エンジン形式
HR12
〇 初年度登録年月
平成25年1月(2013年1月)
〇 走行距離
143,000km
〇 プラグ交換歴
なし
来年で10年を迎える我が家のマーチ。私にはリン子が雑に乗っているように見えるのですが、本人は大事に乗ってきたつもりらしいです。それにしては傷だらけですけどね・・・。
そしてこれからも、まだまだ乗り続けるつもりらしいですよ!
セレナの時にも書きましたが、昔乗っていたR33スカイラインは18年間大事に乗り続けました。自分で整備出来る事は自分で整備していた思い出の車です。詳しくは、我が愛しのR33スカイラインをご覧ください。
本当にダイキにも運転させたかったですね~。
ディーラーで部品のみ購入
ちょうどセレナもスーパークプラグを交換するので、日産プリンス筑紫店で見積もりをとり、セレナとマーチ2台分のスパークプラグとガスケットを購入しました。ちなみに、セレナは4気筒でマーチは3気筒なのでスパークプラグの本数は違います。
先日の記事のように、先にセレナのスパークプラグを交換しました。詳しくはC26セレナスパークプラグ交換をご覧下さい。
今回の作業の概要
マーチのボンネットを開けると、下の写真のような感じです。
セレナと同じで、どこにスパークプラグがあるのか分かりませんよね。インマニがエンジンの上にあるので、エンジンのヘッド部分が全く見えません。
スパークプラグは、インマニの下にあります。
セレナと同じで、K13マーチののプラグ交換をするには、わざわざインマニを取り外さないといけません。更にインマニを取り外すには、スロットルボディを取り外さないといけません。
更に更に、スロットルボディを取り外すには、エアークリーナボックスを取り外さないといけません。
かなり面倒な作業だということは分かっていましたが、私の中では先日セレナの作業も大丈夫だったので、セレナよりもボディサイズの小さなマーチだったらそこまで難しくはないだろうという思いがありました。単純にボディサイズで比較するのは間違いだと後から気付きました。
簡単に言うと、下記のような手順で作業を進めます。
1 エアークリーナーボックス周辺を取り外す。
2 スロットルを取り外す。
3 インマニを取り外す。
4 スパークプラグを交換する。
5 インマニを取り付ける。
6 スロットルを取り付ける。
7 エアークリーナーボックス周辺を取り付ける。
もちろん、せっかくの機会なので、スロットルバルブやインマニの清掃も行います。
作業の問題点
作業中の問題点としては、セレナの時と同じで、上記のようにとても面倒な作業であることです。またきちんと元に戻さないと危険です。
ブレーキ関連のホースを付け忘れると、ブレーキが全然効かなくなったりするそうです。
今回も作業後の問題点の方が本当の問題でした。
その問題点とは、主にスロットルバルブを清掃することによって起こります。
カーボン等で詰まっているスロットルバルブを清掃して綺麗にする事により、清掃前と清掃後でスロットルバルブを通る空気の吸入量が多くなり、車のコンピューターが急な変化に対応できずに、エンジンの回転数が上がる可能性があるのです。
上がるだけならアイドリング時にうるさいだけなのですが、場合によってはハンチング(エンジン回転数が上がったりさがったりする)を起こす場合があるそうです。
これを修正するためには、全閉位置学習と急速TAS学習という作業をしないといけません。ディーラーには専用の機械があるのですが、素人はそんなもの持ってませんよね。
専用の機械無しでも両方の学習を手動でする方法もあるのですが、全閉学習はできても。急速TAS学習は私にはできそうにありません。と言うか無理です。
問題点の解決策
急速TAS学習に関する解決策ですが、それは手動で行うのではなく、NDSアプリを利用して急速TAS学習を実施することです。
先日のC26セレナスパークプラグ交換時にOBDⅡ端子と接続してアプリで急速TAS学習ができたので、同じようにNDSアプリを利用してで急速TAS学習をやってやればいいんです。
実際の作業
ここからは、私が実際に行った作業の内容を説明します。
※作業には専門の知識や技術が必要となります。
※素人の作業なので間違っている場合があります。
※作業を行う際には自己責任でお願いします。
マーチのエンジンルーム内の配置は下の写真のようになっています。
最初にエアークリーナーボックスやインマニに接続してあるホースやカプラーを取り外します。割れたり破れたりしないように注意して取り外します。
エアーインテークの取り外し
最初にエンジンの一番手前にあるエアーインテークを取り外します。下の写真の〇2ヵ所でとまっているだけなので、簡単に取り外せます。
エアークリーナーボックスの取り外し
エアークリーナーボックスは、下の写真の〇2ヵ所で10mmのボルトで固定されています。他にも下の部分が固定されていますが、2か所のボルトを外して引っ張れば簡単に取り外せます。
引っ張る前にスロットルボディに接続してある蛇腹ホースのボルトも緩めておきます。
スロットルボディの取り外し
次はスロットルボディの取り外しです。スロットルボディは8mmのボルト4本で固定してあります。奥の下のボルトは見えないので忘れないようにします。
セレナではスロットルボディは完全に取り外すことができたのですが、マーチではちょっと無理そうでした。スロットルボディに繋がっている2本のホースを外して取り外そうと思ったのですが、オイルのホースを思っていたホースは冷却水のホースでした。きちんと取り外すことができなかったので、清掃もしにくかったですね~。
面倒なインマニ取り外し
いよいよ面倒なインマニの取り外しです。
インマニは手前側がボルト4か所と奥に2ヵ所のボルトで固定してあります。全部10mmで下の写真の〇の部分です。
奥の2ヵ所のボルトは外し易いのですが、手前のボルトはまともに見えないしので、ほとんど勘で外していきます。
セレナとは違って、〇のボルトだけでなく、〇の部分の2ヵ所のボルトでも固定されていました。
〇のボルトを外せはインマニが外れると思っていたのですが、どうやっても外れませんでした。知恵の輪状態・・・。上手くやれば外れたのかもしてませんが、私には無理でした。
どうやってインマニを外そうかと考えましたが、エンジン手前のインジェクター?に付いている黒の遮熱板を取り外してみることにしました。どう外そうとしてもインマニが必ず遮熱板に引っかかっていたので、これを取り外すことにしました。ただ、この遮熱板を取り外すのも大変でした。上のボルトは見えるから良いのですが、下側の2本のボルトはほとんど見えません。完全に指先の勘を頼りとした作業でした。また上にはインマニがあるので作業スペースがほとんど無くとても外しにくかったですね~。
ただ、この遮熱板が無くなれば、インマニは簡単に取り外せました!
スパークプラグ交換
インマニを取り外すと、やっとエンジンのヘッド部分が見えてきます。
ダイレクトイグニッションコイルのカプラーとボルトを取り外し、ダイレクトイグニッションコイルを取り外します。
あとは14mmのプラグレンチを使って、スパークプラグを交換します。
それほど広がったりはしていないようですが、やっぱり新品は綺麗ですね~。
プラグを交換したら、ダイレクトイグニッションコイルや配線を元に戻します。
各部の清掃
せっかく取り外したので、汚れている部分を清掃します。セレナよりも1年だけ新しいのですが、走行距離が多いせいか、セレナ以上にカーボン汚れで真っ黒です。
エンジンのインマニを外した後
他にもインマニ、スロットルバルブは汚れているのでしっかりと清掃します。このスロットルバルブは、いくら何でも汚れすぎですよね~。
スロットルボディは完全に取り外せなかったので、エンジンの上で清掃しました。下にキャブクリーナーやカーボン汚れが落ちたら嫌なので、バスタオルを敷いてから作業しましたよ。
とにかくやってもやってもなかなか綺麗になりませんが、せっかくの機会なので念入りに清掃しました。
何とかここまで綺麗になりました。
スロットルバルブはかなり綺麗になりましたが、エンジンの中やインマニの中は怖くてあまりできませんでした。奥の方は真っ黒のままだと思います。
インマニ取り付け
インマニを取り付けますが、ガスケットを忘れないように交換します。
ガスケットは3種類ありますが、それぞれ大きさが違うので間違うことはないと思います。
セレナのインマニのエンジン側は一体型のガスケットでしたが、マーチのそれは分離型でした。
インマニを固定する前に、例の遮熱場を忘れずに取り付けます。これがまた取り付けにくいです・・・。インマニを取り付けた後はホース類も確実に元通りに取り付けます。付け忘れると危険ですので十分注意します。
スロットルボディ取り付け
インマニを取り付けたら、次はスロットルボディとホース類を取り付けます。
確実に元通りに取り付けます。
全閉位置学習
全閉位置学習は以下の要領でやりました。
1 キースイッチ(プッシュスタート)を2回押してONにする
2 ONの状態を約2秒間保つ
3 キースイッチOFF
4 OFFの状態を10秒保つ
ちゃんとやったつもりですが、大丈夫かな~?
特にエンジンに問題がないので良しとします。
NDSⅢ liteを使った急速TAS学習
ネットで検索すると、手動でやるやり方が出てきますが、私には無理だと思い、アプリを使って実施しました。
まずは、OBDⅡ端子にアダプターを取り付けてスイッチを入れます。
NDSⅢ liteアプリを開き、idle air volume learnをクリックします。
すると、アプリが急速TAS学習をしてくれます。
アプリが急速TAS学習をしている間は、エンジン回転数が若干上下して終了すると落ち着きます。
ちなみに、このアプリを使えば、車の色々な情報を見ることができます。
スパークプラグ交換まとめ
今回は、K13マーチのスパークプラグ交換をしました。
ディーラーで購入した部品は下の写真です。
・白金スパークプラグ 7,920円(3本分)
・ちゃんバーガスケット 418円
・ガスケットアダプター 704円
・マニホールドガスケット 2,112円
合計で10,000円(値引き1,154円)でした。
作業時間は4時間程度だったと思いますが、セレナと同じく半分くらいは清掃時間に費やしたような気がします。インマニの知恵の輪状態でも時間を浪費しました。
前回セレナでやったので楽勝と思ったのですが、全然楽勝ではありませんでした。
エンジンの上をインマニが通っているので、わざわざインマニやスロットルボディを取り外さないといけないうえに、セレナ以上に作業スペースがありません。
兎に角狭くて見えなくて、作業性が悪すぎですよね~。
本当に面倒くさかったです。
ただ、セレナの場合と同じく作業自体は特に難しい作業はありませんでした。次回はもっとスムーズにできると思います。まあ、一度経験したから言える事ですが。
でも、急速TAS学習はアプリがないと私には無理ですね~。
次は当分このような作業は無いと思います。というか、めちゃくちゃ面倒なんで、あまりしたくありませんね~。
今回使って便利だったもの
今回の作業で使って便利だったものを紹介します。
LEDライト
充電式のLEDランタンですが、奥の暗くて見えない部分を照らすのにとても便利でした。
車中泊用に購入しましたが、DIYでも大活躍でした。
プラグレンチ
私は14mmのプラグレンチを持ってなかったのでこれを購入しました。
薄型でマグネット付きなので使い易かったです。
OBDⅡアダプター
私は下の商品を購入しました。
車はC26セレナでスマホはXPERIA5。それにこの商品の組み合わせでNDSⅢ liteは利用できましたが、NDSⅡ liteは利用できませんでした。
ただこういう商品は相性があるので、必ず大丈夫とは限りません。
キャブクリーナー
私は下のキャブクリーナーを使ってカーボン汚れの清掃をしました。
ただこういう商品は、近くのディスカウントショップ等で買った方が安いですよね~。
youtube動画を作成しました。興味のある方はご覧下さい。
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