自分でできる! C26セレナ クーラント交換 DIY クーラントチャージャー使用 冷却水交換

愛車C26セレナのメンテナンス。今回は「クーラント(冷却水)の交換」を自分で行いました。

車検時に交換を勧められたものの、費用もかかるし面倒で先延ばしにしていたクーラント交換。久し振りに重い腰を上げてDIYでやってみました。
今回は初めて、便利グッズである「クーラントチャージャー」を使用したのですが、これが革命的に便利!ほとんどクーラントはこぼれません。

昔ながらの方法だと、ラジエターキャップからクーラントを注ぐ際に溢れさせてしまい、エンジンルームが甘いクーラント臭になっていたのが嘘のようです。
作業自体は難しくないので、道具さえあればDIY初心者のメンテナンスにもお勧めです。Amazonで購入したチャージャーを使って、スマートに交換作業を進めていきます。

C26セレナ クーラントチャージャーを使用した冷却水交換作業の様子

クーラントチャージャーを使用すればエア抜きも簡単でこぼれません

使用した便利ツール:クーラントチャージャー

今回導入したのは、ツールズアイランドの「クーラントチャージャー TH547」です。
これを使うと、クーラントを注ぐのが楽になるだけでなく、一番面倒な「エア抜き作業」が劇的に簡単になります。

  • 価格:約3,600円(購入時)
  • 内容:本体、各種アダプター付き(国産車の多くに対応)

興味のある方は、下記をご覧下さい。

C26セレナのクーラント交換手順

まず、ボンネットを開けるとエンジンルームの中は下の写真のようになっています。
手前にラジエターがあり、中央にラジエターキャップがあります。リザーバタンクは左の奥です。

C26セレナのエンジンルーム配置図 ラジエーターとリザーバータンクの位置

C26セレナのエンジンルーム。手前中央がラジエーター、左奥がリザーバータンク

1. ジャッキアップとアンダーカバーの取り外し

まず、冷却水のドレン(排出口)にアクセスするために車体の下に入り込む必要があります。
カースロープを使ってフロント側を少し持ち上げ、作業スペースを確保しました。

C26セレナの場合、エンジンのアンダーカバーを外さないとドレンコックに触れません。
数か所ある樹脂クリップを外して、カバーを取り外します。

2. 古いクーラントを抜く

ラジエーターの下部にあるドレンコック(プラスチックの蝶ネジ)を緩めて、古い冷却水を排出します。
ドレンの場所はラジエターの真下にあり、ラジエターの下から見ると下の写真のような位置関係になっています。

C26セレナ ラジエーター下部のドレンコック位置

白いプラスチック部品がドレンコックです。ここを緩めて排出します

この時、まだラジエーターキャップは閉じたままにしておくのがコツです。いきなりキャップを開けると水圧がかかり、勢いよく冷却水が飛び出してしまいます。

下からチョロチョロと出始めたら、タオル等を当てながらラジエーターキャップをゆっくり開けます。
これで空気の通り道ができ、勢いよく古い液が排出されます。

3. リザーバータンクの洗浄

リザーバータンク(予備タンク)内のクーラントも汚れているので、取り外してきれいに洗浄しました。
10番のボルト1本で止まっているだけなので、ラチェット等で簡単に外せます。

4. クーラントチャージャーで注水&エア抜き

ここで新兵器、クーラントチャージャーの登場です。ラジエーターの注ぎ口に合うアダプターを選んで、黄色いファンネル(漏斗)をセットします。

新しいクーラントを注ぎ入れたら、エンジンを始動!
これだけで、ポコポコと気泡が出てきて勝手にエア抜きをしてくれます。
と言いたいところですが、私のやり方が悪かったのか手放しではスムーズにいかず、真ん中のエアー抜きの部分を少し持ち上げた方がスムーズにエアーが抜けました。

※実はこの日、作業中に激しい雷雨に見舞われてしまい、作業を翌日に持ち越すハプニングがありました(笑)。DIYは天候確認も大事ですね。

まとめ:DIYならチャージャー必須!

翌日、しっかりとエアが抜けたことを確認して作業完了です。

昔ながらの方法でこぼしながら作業していたのが嘘のよう。クーラントチャージャーを使えば、手も床も汚さずにプロ並みの作業が可能です。
車検や点検のたびに勧められるクーラント交換ですが、自分でやれば費用も大幅に抑えられます。ぜひ挑戦してみてください。

作業の様子を動画でチェック

実際の交換手順や、クーラントチャージャーの使用感は動画で詳しくまとめています。映像で見るとエア抜きの様子がよく分かります。

 

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