楽天ひかり契約 ~楽天経済圏へ!~

 楽天経済圏への入門として楽天モバイル楽天カードを導入してきましたが、最後の仕上げとして自宅のインターネット回線も楽天ひかりへ乗り換えました。

 しかし、契約前に気になったのが「楽天ひかりは他社に比べて速度が遅い」という評判。
 本当に遅いのか?それとも快適なのか?
 ドコモ光から乗り換えて実際に計測した速度データとともに、メリット・デメリットをレビューします。

楽天ひかりの基本料金と工事費

 まずは基本スペックの確認です。ドコモ光などの他社と比較しても、月額料金は比較的安めに設定されています。

月額料金(税込)

タイプ 月額料金
ファミリータイプ(戸建) 5,280円
マンションタイプ(集合住宅) 4,180円

初期費用・工事費

 フレッツ光や他社光コラボ(ドコモ光など)からの乗り換え(転用・事業者変更)の場合、工事費は原則かかりません。
 新規契約の場合は、戸建てで19,800円、マンションで16,500円(※標準的な工事の場合)がかかります。

【実測】楽天ひかりは本当に遅いのか?

 一番の懸念点だった「通信速度」について、開通後にスピードテストを行いました。
 環境は、IPv6(クロスパス)対応のルーターを使用した接続です。

楽天ひかり速度テスト結果1

下り300Mbps超えを記録。

楽天ひかり速度テスト結果2

安定して高速が出ています。

 結論:全く遅くありません。むしろドコモ光より速いです。

 有線接続で200~300Mbps、無線(Wi-Fi)でも200Mbps前後が出ており、混雑する時間帯でも80Mbps程度は維持できています。
 「遅い」という口コミは、おそらくIPv6(IPoE)接続を利用していないケースや、ルーターのスペック不足が原因ではないかと推測されます。

楽天ひかりに乗り換えるメリット

1. 楽天モバイルユーザーなら「1年間無料」

 これが最大のメリットです。楽天モバイル契約者が楽天ひかりを申し込むと、月額基本料が1年間無料になります。
 マンションタイプなら約5万円、ファミリータイプなら約6万円もの通信費が浮く計算です。

2. 楽天市場でのポイント倍率アップ(SPU)

 契約中は楽天市場での買い物ポイントが+1倍になります。楽天経済圏ユーザーには嬉しい特典です。

3. 次世代規格「IPv6(クロスパス)」対応

 混雑するポイントを回避して通信する「IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)」に対応しているため、夜間や休日でも速度低下が起きにくく快適です。

デメリットと注意点

1. Wi-Fiルーターの無料レンタルがない

 ドコモ光などではルーターの無料レンタルがありましたが、楽天ひかりにはありません。
 そのため、「クロスパス(IPv6)」に対応したルーターを自分で用意する必要があります。

 私は楽天市場で、NECの対応ルーターを購入しました。設定不要で繋ぐだけでIPv6接続ができるのでおすすめです。

2. 乗り換え時のIPv6廃止手続きに注意

 事業者変更(乗り換え)の場合、前のプロバイダで「IPv6オプション」を解約しておかないと、楽天ひかり側でIPv6が開通しません。
 私の場合は開通後に気づいて慌てて前事業者に連絡し、解約手続きを行いました(翌日には開通しました)。

まとめ:乗り換えて大正解でした

 通信費が1年間無料になり、速度も向上、さらにポイント倍率もアップ。
 ルーター購入の出費はありましたが、それを補って余りあるメリットがありました。
 ドコモ光からの乗り換えを検討している方や、通信費を節約したい楽天モバイルユーザーには間違いなくおすすめです。

 

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