あれから4年になります。

 早くも4年が経ちますが、平成29年1月29日(日曜日)に遭遇した「追突事故」の体験を記録しておきます。
 当時、私は別府に単身赴任中で、週末を福岡の自宅で過ごし、単身先へ戻る途中でした。

 この事故で私が経験したのは、身体の痛みだけでなく、「警察の不可解な対応」「病院のたらい回し」という二重の苦しみでした。

事故発生:赤信号停止中に突然の衝撃

 場所は国道386号線、筑前梨の木城付近の交差点。
 赤信号で停車中、突然「ドンッ!」という強い衝撃が走りました。

 一瞬何が起こったか分かりませんでしたが、ルームミラーを見ると異常に近い位置に後続車が停まっています。
 車を降りて確認すると、完全に追突されていました。

追突されたセレナの後部

バンパーが大きく凹んでいます。

事故の損傷拡大写真

衝撃の強さを物語る損傷。

 相手は居眠り運転だったようです。
 警察を呼び、現場検証を行いました。相手は私の長男と同い年の若者で、少し複雑な心境になりましたが、この時はまだ腰から首にかけての違和感がある程度でした。

警察の不可解な対応:「今日中に診断書を取れ」

 現場検証の最後に、警察官から言われた言葉が全ての発端でした。
 「人身事故扱いにするなら、できる限り今日中に病院に行って診断書を取ってください

 今日は日曜日。開いている病院は限られています。「明日ではダメか?」と聞いても、「急いで処理する必要がある」の一点張り。
 ここから、体調不良の中での病院探しが始まりました。

病院たらい回しの悪夢

  1. A病院(電話確認済み):「診断書も出せます」と言われて向かったのに、受付で「今日は専門医がいないので診断書は出せない」と断られる。
  2. B病院(電話確認):「今日は専門医不在で不可」。
  3. 警察署への呼び出し:病院が見つからないことを伝えると、「とりあえず調書を取るから署に来い」と言われ、体調不良の中移動。
  4. C病院(鳥栖):夕方以降なら診察可能とのことで、大雨の中向かう。しかし、診察後に「今日は支援医なので診断書は出せない」と断られる。

 電話で確認したにも関わらず、実際に行くと断られる理不尽さ。
 そして、体調不良の被害者を無理やり動かそうとする警察の対応。
 夜20時過ぎに帰宅した頃には、心身ともに限界を迎えていました。

翌日:診断書取得と「人身か物損か」の選択

 翌朝、背中の激痛で目が覚めました。
 朝一で近所の整形外科を受診し、レントゲン検査などを経て、ようやく「加療7日間」の診断書を手にすることができました。

 診断書を持って単身赴任先へ戻ると、また警察から電話が。
 「人身事故にするか物損事故にするか、今日の17時までに決めてください」

 「少し考えさせてほしい」と言っても、「勤務時間の都合があるから」と急かされます。
 結局、相手が若者だったことや、これ以上警察とやり取りするのが精神的にきつかったこともあり、「物損事故」として処理することにしました。

まんとくラーメン

帰りに食べた「まんとくラーメン」。美味しかったのが唯一の救いです。

その後の経過と後遺症

 その後、仕事の合間を縫ってリハビリに通いましたが、4月に対馬へ転勤になったことで通院が途絶えてしまいました。
 現地の医師から「長くリハビリしても効果は薄い」と言われたこともあり、治療を断念。

 結果として、痛みは完全には消えず、症状固定となってしまいました。
 「物損事故にした判断が甘かったのか」「もっとしっかり治療を続けるべきだったのか」。今となっては後の祭りですが、交通事故の恐ろしさと、事後対応の難しさを痛感した出来事でした。

 皆さんも、もし事故に遭われた際は、警察に急かされても無理をせず、自分の体と権利を最優先に守ってください。

 

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