自分でできる! シングルレバー混合水栓 パッキン交換 ~ KVK KM336A 水漏れ修理 ~

 少し前からキッチンのシングルレバー混合水栓が根元から少し水漏れをしていたのですが、最近どんどん酷くなってきたような気がします。
 私以外の家族は全く気にもしていないようなのですが、私には気になって気になって仕方がありません!
 という訳で、シングルレバー混合水栓の水漏れ修理をDIYでやってみました。

キッチン混合水栓の水漏れ状況

根元から水漏れしている混合水栓

機種特定:KVK KM336A

 作業を始めた時には、型番が貼られていたであろうシールは既にはがれていたので分からなかったのですが、後から取扱説明書を発見しました。

KVK KM336A 取扱説明書

奇跡的に発見した取扱説明書

 KVKのKM336Aという品番の製品でした。この説明書の品番を元に、途中から専用工具を購入できたので作業を完了することができました。
 説明書をちゃんと保存していて良かったです!

作業の概要

 当初は型番も分からず取扱説明書も発見できてなかったので、分解してパッキンを取り出して同じサイズのパッキンに交換しようと思ってました。
 分解の手順としては下記のように見積りました。

  1. ハンドルレバーを取り外す
  2. 本体を取り外す(ここが最大の難関)
  3. 蛇口(スパウト)を取り外す
  4. パッキンを交換する
  5. 元に戻す

実際の作業手順とトラブル

 実際の作業は構造自体は難しくありませんが、いつものように色々な場所が固着していて大変でした。

1. ハンドルレバーの取り外し

 ハンドルレバーを外すには、まず目隠しキャップを外します。

ハンドルレバーの目隠しキャップ

このキャップも固かったです

 このカバーもなかなか固くて外れませんでした。カバーを外すとハンドルレバーを固定しているビスが見えます。

ハンドル固定ビス

固着していた固定ビス

 このビスもかなり固かったです。なかなか回らなかったので、CRC5-56を吹きかけて何とか外しました。

2. 最大の難関:本体カバーの取り外し

 ハンドルレバーを外すと今回の最大の難関であるカートリッジ押さえ(六角ナット部分)が見えます。

カートリッジ押さえの六角ナット

直径約40mmの巨大な六角ナット

 上の写真の六角形の部分を回すのですが、六角形の直径は40mmもあり、手持ちの工具では対応できませんでした。
 仕方なく68mmまで使用可能なワイドモンキーレンチをネットで購入し、ついでに合うかどうか分かりませんでしたがKVKの専用工具「PG26」も購入しました。

KVK専用工具 PG26

KVK台付きシングルレバーカートリッジ取り外し工具 PG26

 数日後、工具が届いたので再度作業を行いました。
 まずは下の写真の部分の穴(本体背面の固定穴)にPG26を差し込みます。

本体背面の固定用穴

本体の共回りを防ぐための穴

 ところが、どうやっても工具が穴に入りません・・・。
 どうもKM336Aの後ろ側にスペースが無いので、上手く穴に入らないようでした。

背面のスペース不足

壁との隙間が狭くて工具が入らない!

 仕方ないので、プライヤーを使って作業をしました。

ワイドモンキーレンチでの作業

プライヤーとモンキーで挑むも失敗

 下側はプライヤーで固定して上側はワイドモンキーレンチを使って六角形を回そうとしたのですが、びくともしません・・・。
 何度かやると少し動いたのですが、よく見ると下側が回っているだけで本体は全く動きません。
 暫く頑張っていたのですが、どうやってもプライヤーの部分が動くので諦めました。

 ただ一つだけ良い発見は、下側(本体ごと)動かせば、背面にスペースができて専用工具PG26が使えそうなことでした。
 ここまでやって諦めるのも嫌なので、取扱説明書を探してみたら発見しました。品番が「KM336A」と分かったので、六角形を回すためのもう一つの専用工具「G22」と、専用のパッキンセットもネットで注文しました。

今回使用した部品と工具

交換用パッキンセット(PZ213NPK)

効果絶大!専用工具で再チャレンジ

 更に数日後に作業再開です。新たに購入したG22とPG26を使って作業を開始!

KVK専用工具 G22とPG26

左:PG26(本体固定用)、右:G22(ナット回し用)

 先ずはG22を使って混合水栓の角度を少しずらして、背面にスペースを作り、PG26で本体を固定します。
 その後はG22を反時計回りに回して、PG26で供回りを防ぎながら固定していれば簡単に外れると思ったのですが……びくともしません。
 固着が酷すぎて、暫く頑張りましたが手では回りませんでした。

裏技:メガネレンチで延長してトルクアップ

 どうもPG26の持ち手の部分が短いのと細いのがいけないような気がしました。
 昔車をいじっていた時なんかは工具と鉄パイプを使っていたのですが、我が家には鉄パイプなんてありませんでした。
 もう止めようかとも思ったのですが、大きなメガネレンチを工具の持ち手に引っ掛けてテコの原理で回すことにしました。

メガネレンチで工具を延長する裏技

最終手段!メガネレンチでトルク増強

 これで何とか回りました!
 諦めないで良かったです。

3. 蛇口(スパウト)の取り外し

 本体のナットが外れれば、蛇口の取り外しです。

蛇口(スパウト)の取り外し

まっすぐ上に引き抜きます

 上の写真の角度にすると、スムーズに取り外すことができました。

4. パッキン及びスリップリングの交換

 いよいよ今回の本題であるパッキンとスリップリングの交換です。下の図をみてもらうと構造が分かり易いと思います。

KM336A 構造図

KM336Aの分解図

 スリップリングは蛇口の上下にありますが、サイズが一回り違って入らなかったので今回は再利用しました。

交換するXパッキンの位置

上下に2つのパッキンがあります

 パッキンは上の写真のように上下2つあります。
 細いマイナスドライバー等を使うと古いパッキンを取り外しやすいと思います。
 新しいパッキンはねじれたりずれたりしないように丁寧に取り付けます。ここを適当にやると、せっかく交換したのに水漏れが直りません。

 交換が終わると元通りに取り付けます。
 作業終了後は、通水して水漏れがないか入念にチェックします。

今回使用した専用工具

 私の手持ちの工具では対応出来なかったので、今回は専用工具を購入しました。やはり専用工具は効果絶大でした。

KVK G22(固定ナット外し工具)

 この作業以外に使う用途がないので、最初は買わなかったのですが、買って良かったです。

 六角形を綺麗に掴んでくれるし、持ち手も長くて太いので力が入り易かったですよ。

KVK PG26(カートリッジ取り外し工具)

 これまたこの作業以外の使用用途が無いのですが、本体の供回りを防ぐために必須です。

 これも便利な工具なのですが、持ち手をもっと長くて太くすれば更に良いと思います。
 私は力が入らなかったので、メガネレンチを掛けて使用しました。

まとめ

 今回の作業は、たかがパッキン交換と思ってなめていたのですが、予想以上に大変でした。
 古い混合水栓ということもあって、どの部分も固着していう事を聞いてくれませんでした。
 最後はメガネレンチを引っ掛けて使うという裏技まで使って何とか作業を完了する事ができました。

今回活躍した工具たち

今回使用した工具一式

 このパッキン交換により水漏れは全く無くなり、今では快適に混合水栓を利用することができています。やっぱりパッキン交換をして良かったですね~♪

 今後作業される方の参考になれば幸いです。
 ただし素人の作業なので間違い等あるかもしれませんので、真似する場合は自己責任でお願いします。特にメガネレンチを引っ掛けて使用するのは破損の危険もありますので注意して下さい。

 youtube動画を作成しました。文章よりも動画の方が固着の外し方などが分かり易いと思うので、興味のある方はご覧下さい。

 

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