数年前からNISA口座や特定口座で株式投資をしていますが、特定口座は「源泉徴収あり(申告不要)」に設定しています。
通常であれば確定申告は不要なのですが、今年は損益通算や配当控除などを活用することで、払いすぎた所得税が還付されそうなので、e-Taxを使って自分で確定申告をやってみました!
確定申告に必要なもの(書類・環境)
申告内容に応じて以下の書類や環境が必要です。
- 給与所得の源泉徴収票(会社員の場合)
- 特定口座年間取引報告書(証券会社から発行・電子交付)
- 医療費の領収書(医療費控除を受ける場合、または医療費集計フォーム)
- マイナンバーカード
- ICカードリーダー(またはマイナンバーカード読取対応スマホ)
- PCまたはスマホ
おすすめICカードリーダー:Sony PaSoRi
私はPCで作業し、カード読み取りには安定性の高いソニーの「PaSoRi(パソリ)」を使用しています。
e-Taxでの申告手順(実践編)
国税庁の「確定申告書作成コーナー」にアクセスし、「作成開始」をクリックします。
1. 提出方法とログイン
「e-Tax(マイナンバーカード方式)」を選択し、ICカードリーダライタでカードを読み取ってログインします(パスワード4桁を使用)。
2. 申告書の選択
今回は「所得税」を選択します。事業所得などがある場合は「決算書・収支内訳書」から作成します。
3. マイナポータル連携(データの取得)
「マイナポータルと連携する」を選ぶと、証券会社や保険会社、医療費などのデータを自動で取り込めるので非常に便利です。
画面の指示に従って連携し、必要なデータを選択して取得します。
4. 収入・所得の入力(株・配当)
給与所得は連携データで自動入力されています。
次に「株式等の譲渡所得等」「配当所得」を入力します。
「特定口座年間取引報告書」の内容を入力(または連携)します。
配当所得は「総合課税」と「申告分離課税」を選べますが、所得が低い場合は総合課税で配当控除を受けた方が有利なケースが多いです。(※株の譲渡損失と相殺する場合は分離課税を選択)
5. 控除の入力(医療費控除など)
社会保険料控除や生命保険料控除は連携済みです。
医療費控除は、事前にExcel等で作成した「医療費集計フォーム」を読み込ませることで、一括入力できます。
ふるさと納税(寄付金控除)も忘れずに入力しましょう(確定申告するとワンストップ特例は無効になります)。
6. 外国税額控除(米国株などがある場合)
米国株などの配当で現地課税されている場合は、「外国税額控除」を入力することで、二重課税分を取り戻せます。
特定口座年間取引報告書の「国外の所得」等の欄を参照して入力します。
7. 計算結果確認と送信
全ての入力が終わると、還付金額が表示されます。
最後に、住民税の徴収方法(特別徴収か自分で納付か)などを選択し、マイナンバーを入力して送信すれば完了です!
【重要】住民税・保険料への影響に注意!
特定口座(源泉あり)であえて確定申告をして所得税の還付を受ける場合、「住民税」や「国民健康保険料」が増えるリスクがあります。
【注意点】
- 所得税は減っても、住民税・保険料が増えてトータルで損をする場合があります。
- 国民健康保険料や後期高齢者医療保険料は「前年の所得」を元に計算されます。
- 申告すると株の利益が所得に加算されるため、保険料が上がったり、配偶者控除から外れる可能性があります。
- 以前は「所得税は申告、住民税は申告不要」を選択できましたが、現在は制度改正により一致させる必要があります。
シミュレーション等で、トータルの収支を確認してから申告することをお勧めします。
まとめ
e-Taxを使えば、自宅にいながら還付申告が簡単にできます。
配当控除や外国税額控除、損益通算など、知っているだけで得する制度は積極的に活用したいですね。
ただし、住民税や保険料への影響もしっかり考慮した上で判断しましょう。
Youtube動画も作成しました。実際の画面操作の流れなどは動画の方が分かりやすいと思います。












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